SSブログ

「コンパクトシティ」福岡・天神の雑感など [旅行地域]

とりあえず、記事を更新する習慣をつけるべく、福岡や天神の雑感など適当に箇条書きで書き連ねます。現在の職場が天神で、自宅が地下鉄空港線沿線の西側なので、活動エリアの中心がその辺に。

天神エリアと博多駅エリアが2大エリアだが、地元の人は天神が多い模様。
天神に行けば何でも揃う、というのは間違いない。よって、中心に人が集まる。
天神駅付近に都市銀行の拠点や中央郵便局も揃っており、
ビックカメラやソフマップだけでなく、秋葉原で使ってたイオシスもある。

「コンパクトシティ」かつ最強の地方都市との評判はその通りだと思います。
人口減少する都市が大半の中、福岡の人口は増加。150万都市でいまでは関西の京都や神戸の人口を上回っている模様(講談社現代新書の「未来の地図帳」を読めば分かりやすい)

天神市場圏が福岡近郊にとどまらない。まだ使ってないが、高速バスのターミナルもある、
小倉競馬場には、天神バスターミナルから一本で行けるみたい。
しかも、その店舗の規模が「九州最大級」。ジュンク堂書店の存在は有難い。

地元の人は意外と屋台には行かない。周りでは中洲方面より、大名方面に繰り出すことの多そう。
ラーメンについては、「最近は替え玉の値段が上がった」というのが話題のひとつ。
ひと昔前は、50円の替え玉が普通にあったらしい。最近だと150円の替え玉も。
ロイヤルホストやロッテリア、結構見かける。

空港線の西側、百道・姪浜エリアだが、日本三大愛宕の「愛宕神社」がある。東京の愛宕神社は虎ノ門ヒルズの近く、どちらも山の上にあり、出世坂と呼ばれる急な上り坂がある。
天神から徒歩圏、福岡にも「赤坂」がある(福山市にも「備後赤坂」もあるが)。
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:地域

福岡市に引越しました [日記雑感]

「としゆきの徒然日記」は開店休業状態になっておりますが、この2019年8月より、東京都葛飾区から福岡市に引越しました。転居手続きや段ボールの開梱、カーテンやシーリングライト、ベッド(引越前、カーテンとベッドが備え付けだった)等の家財の調達、別便で陸送されたマイカー(昨年、マツダCX-5から中古のアウディQ3に買い替え)も1週間ほど前から使えるようになり、引越しを機に前後で断捨離もだいぶ行い、部屋はだいぶスッキリしました。つい昨日の朝、自宅の光回線の工事が終わりwifiが開通し、パソコンのネット環境も整い、新生活の体制もようやく整いました。

福岡市は妹の結婚式に参列するため来たくらいで、私にとってほとんど縁のない場所です。いまはマイカーで福岡市内を中心に走りつつ土地勘を養いながら徐々に生活に慣れていってます。とりあえず、福岡市は転勤を中心に何度も引越しをした私から見ても住みやすい街であることは間違いないようで、東京時代よりは通勤はラクになり(乗り換えがなくなり、通勤時間も半分くらいに)、ブログの更新頻度を増やすことができればいいなと考えてます。

せっかくなので、新生活で気づいた点をランダムに箇条書きで残しておきます。

これだけの大都市なのに、家賃相場は結構安い。
ゴミ出しの日にちについて、福岡市からLINEメールの案内が来るのは有難い。
福岡はうどん屋が多い。たぶんラーメン屋より多い。
刺身しょうゆが甘口(東京でもはま寿司では使ったことはある)がスタンダード、まだ違和感。
地元の回転寿司屋さん、結構レベルが高そう。
天神地下街は、東西南北がわかりやすいので、地上との位置関係がつかみやすく歩きやすい。
質屋の看板・お店をよく見かける。
バスがよく走ってる。ナビで見てても、渋滞ポイントは結構ある。
福岡市内のガソリンスタンドの電光看板の料金表示が「888」で、外からではよく判らない。
横浜みなとみらいにあった「万葉の湯」、福岡空港の近くにもある。

nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:地域

2019.8.17 夏の甲子園3回戦 智弁和歌山対星稜「令和の名勝負」 [日記雑感]

3回戦にはもったいない、「優勝候補」同士の屈指の好カード。「令和の名勝負」といえる凄い試合で、テレビで食い入るように最初から最後まで観戦しました。

智弁和歌山1―4星稜(石川)(延長14回タイブレーク)
【主なポイント】
1.大会ナンバーワン、奥川投手の「ゾーン」に入った集中力。
2.無失策だった智弁和歌山の鉄壁の守備、エース池田投手の好投。
3.今後も語り継がれる「令和の名勝負」

星稜の奥川恭伸投手は大会前からナンバーワン投手としての前評判は高かった。一方、智弁和歌山も2回戦の明徳義塾戦では、7回の1イニング3ホームランの記録的な集中打から逆転の7得点、評判にたがわぬ看板の強力打線を見せつけた。矛と盾とがぶつかる、好試合への期待から、週末の土曜日であることからも、甲子園球場は、早朝から満員宣言が出た模様です。

奥川投手は、1回から全力投球で智弁和歌山の強力打線につけ入る隙を与えない好投を続けました。最大154キロ、150キロを超える速球が何度も記録されるだけでなく、スライダー、フォークなど多彩な変化球とそのコントロール、マウンドさばき、投球術、度胸などのメンタル面、どれをとっても一級品でした。今日の絶好のピッチングをされれば、高校生はもちろん、プロ野球選手でも簡単には打てなかったのでは、と感じました。

また、ギアの入った田中将大投手を彷彿とさせる壮絶な集中力、「ゾーン」に入っていたとの周囲の談話も。165球、被安打はわずか3、1失点。23奪三振。打たれたクリーンヒットは、6回の西川選手が逆らわずに放った同点タイムリーくらいでは、それも失投ではなかった。横浜高校の松坂大輔投手が「平成の怪物」と呼ばれたように、奥川投手は「令和の怪物」と呼ぶにふさわしいピッチングでした。何をおいても、奥川投手のピッチングをたたえる試合でしょう。

続きを読む


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

智弁和歌山 高嶋監督勇退 「2人の仁」と野球ノート [日記雑感]

智辯学園和歌山高校の高嶋仁(ひとし)監督が勇退され、昨年から同校コーチを務めるOBの中谷仁(じん)さん8月24日付で就任することになり、何か書きたいと思います。

智弁和歌山は住所は和歌山市ですが、和歌山市と隣の海南市との境にあり、市内の実家から自転車で30分ほど3年間通学してました。高校は古墳塚のある丘(校歌の歌詞にも出てくる「神撫台(しんぶだい)」)の上にあるのですが、ちょうど学校の下、一番近くの交差点のある橋の上では、高嶋先生が毎朝、自転車通学の生徒の交通整理のために、仁王立ちで(?)立っておりまして、チャリンコで走りながら、朝の挨拶をしていたのが懐かしい思い出です。

野球部の応援は全校公式行事でしたので、地方予選の紀三井寺球場もよく行きましたし、野球部の勝ち上がりで時間割も変わりますから、地方大会では応援してその足で直帰できるときはラッキーだと思ったものです。全国の第一試合の組み合わせだと、朝の5時頃学校集合だったかと記憶してますが、早起きが大変でしたが、94年の春の選抜では、宇和島東戦で8回まで0-4を逆転する試合をアルプススタンドで応援でき、結果初の全国制覇を生で見られるなど、勉強以外での数少ないいい思い出となりました。

10人の少数精鋭で、県内の地元の選手が中心、3年生ではベンチ入りできるのがチームの特徴。とりわけ平成の前半は、バッティングの強打が売りで、2000年の夏の甲子園では、準々決勝の柳川(福岡)戦や準決勝の光星学院(青森)戦をはじめ、接戦での勝負強さを発揮し、チームで安打100本、本塁打11本の最強打線で全国制覇を成し遂げたのが有名でしょう。

高嶋監督はすでに72歳で、ノックができなくなるなどの体力的な問題を退任理由に挙げられましたが、難病とも戦いながらで辞意を何度も慰留され、100回記念大会まで陣頭指揮を取られ続けました。また来年には、高嶋監督の孫が入部されるのではとの話もあり、「孫には厳しく指導できない」という話も記者会見の質疑応答ではあったようです。

さて、「2人の仁」の高嶋監督の後任となる中谷仁コーチ(新監督)についてです。先日、記事にアップした高塚投手とバッテリーを組んだ、1979年生まれの捕手で、私と同郷・同世代です。チームの主将として97年夏の甲子園で優勝。同年度にドラフト1位で阪神に入団し、06年に楽天、12年に巨人に移籍し、13年に現役引退。17年4月から母校の智弁和歌山のコーチを務めます。

中谷新監督は、高校の時点から高嶋監督から「いつでも智弁に戻ってこい」とのラブコールを受けていたようですが、プロの世界に進みます。プロの選手としては、阪神時代に携帯電話を投げられ負傷する不幸な事故等もあり、1軍の舞台に立てる機会は少なかったものの、楽天時代には野村監督・星野監督に仕え、田中将大投手のボールを受けるなど、貴重な経験を積みます。

巨人時代には原監督から、ブルペンキャッチャーとして高く評価され、WBCではブルペンコーチとして帯同するなど、1軍レギュラーの機会に恵まれなかった半面、各チームでゲーム外の貴重な戦力として認められていたことから、15年も長きにわたりプロの世界にいることができたのです。大変苦労された方のようですので、この人生経験を高校生に伝えられるのは、非常にありがたいことではないでしょうか。

今回の100回記念大会の期間中に、新刊「野球ノートに書いた甲子園 FINAL」を読みました。第1章(Note #1)では、智弁和歌山が取り上げられており(次章に大阪桐蔭が出てきます)、野村監督の影響から「書くということが野球人生に役立つ」ということで中谷コーチが当時の1年生・現在の2年生を中心にはじめた野球ノートをはじめたことが紹介されてます。「マー君はこんな球放ってたよ」なんて生の声を聞けるなんて、野球人からすればどれだけうらやましいことでしょうか。

プロ野球経験者が母校に戻り、高嶋監督のほか、プロの野村監督・星野監督・原監督の薫陶を受けた者が後任監督に就任するというのは、智弁和歌山にとって幸せなことではないかと思います。新チームには、甲子園経験のある「野球ノート」の2年生が多く残りますし、高嶋監督が果たせなかった「打倒大阪桐蔭」を果たせることを、これからの楽しみにしたいですね。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

第100回夏の甲子園回顧 大阪桐蔭 王者の風格 [日記雑感]

第100回夏の甲子園回顧の続き、史上初の2度目の春夏連覇した大阪桐蔭について書きたいと思います。かつてPL学園が全盛期の頃は、阪神タイガースが当時弱かったこともあり、「阪神はPL学園とやったら負けるんとちゃうんか」というのが、鉄板のネタでした。

今年の大阪桐蔭は、かつてのPL学園と並ぶかそれ以上かもしれませんが、根尾選手、藤原選手、柿木投手をはじめ、他のチームならばエースや4番のような選手がレギュラーに並ぶ、あるいは、他のスポーツ漫画ですが「スラムダンク」の山王工業に例えられたりで、まさに最強世代との呼び声が高いチームでした。

結果、「阪神は大阪桐蔭とやったら負ける」鉄板のネタが復活するような、見事な活躍でした。中川キャプテンは、優勝が決まってから、プレッシャーから解放されたこともあり、感動の涙にあふれてました。大会前から優勝候補で、その期待や重圧に打ち勝っての春夏連覇達成ですので、ここはまず「あっぱれ」と最大限の賛辞を書いておかないといけないと思います。大会後の報道が準優勝の金足農業の扱いの一辺倒に近くなったこともあり、勝者を称えることがあってこそですね。

今回の夏の全国制覇の道のりは、甲子園の試合は、中継かニュースでフォローしましたが、決して楽に勝ち上がってきた訳ではないと思います。2試合だけ挙げると、北大阪大会の予選準決勝、対履正社戦と甲子園3回戦の対高岡商(富山)戦です。

履正社戦は、昨年春のセンバツ、全国の決勝戦で大阪対決を行うなど、まさに「事実上の決勝戦」と言われる好カード。大阪は夏の100回記念大会で2校枠があるのですが、この2校が同じ北大阪地区で1枠を争うことになり、9回表2アウトランナーなしまでは、大阪桐蔭が3-4でリードされ、まさに土俵際まで追い詰められてから、4連続四球で4-4の同点に追いつき、その後タイムリーで6-4で決着した試合です。

高岡商は、話題の金足農と同じく地方の公立校で、この山田投手が非常にいい左投げの投手で、大阪桐蔭を相手に結局3点に抑え完投したわけですから(3-1)、大阪桐蔭が他の強豪校ほどマークが弱かったかもしれませんが、それを差し引いても凄いことです。山田投手はこの好投が評価されたこともあり、U-18日本代表に選出されてますので、ドラフト指名がかかる可能性も十分にあり、サウスポー投手では、今大会ナンバーワンかもしれません。

NHKの高校野球中継では、試合後に勝利監督インタビューが中継されますが、西谷監督の対応が聞いていても気持ちいいですね。勝者でありながら奢ることなく、まず対戦相手を称える、スポーツマンシップを感じる対応に好感が持てますし、このマスコミ対応が、指導する生徒・選手にもいい影響を及ぼし、選手の人格形成にもプラスになっているように思います。猛暑の影響もあり、敵味方に関係なく、アイススプレーを直ぐに走って持っていくシーンが何度もありましたが、そういう気配りを当たり前のこととしてできるのは「王者の風格」というと言い過ぎでしょうか。まぁ、智弁和歌山の高嶋監督のインタビューも味があって聞いていると面白いんですがね。

西谷監督は、中学のリトルリーグの好素材の選手をセレクト・スカウトするのがうまい、と言われてますが、今やいい選手が大阪桐蔭に来たい、となっているようにも思われます。その原石に磨きをかけ、大舞台でその実力を発揮させている訳ですから、メンタル面でも「プロ向き」と評価される選手が特に今年は多いようです。日本の高校野球で一番「結果にコミットする」西谷監督ですから、これからも常勝軍団を長く率いて、いいプロ野球選手をたくさん輩出していって、球界の発展に貢献してほしいものです。これもおそらく定番ネタでしょうが「あのCM」のオファーがかかりそうな体型ですから、もう少しスリムになられてもよろしいのでは(大会中は断酒で節制されているとの話ですが)、と他人事ながら思ってしまいます。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

第100回夏の甲子園回顧 金足農業と吉田投手 [日記雑感]

第100回夏の甲子園が終わり、大阪桐蔭の2度目の春夏連覇で幕を閉じました。テレビ中継や移動中のラジオ、あるいは熱闘甲子園などで楽しみました。ベスト8以降は、普段は読まない朝日新聞を買ったりで、例年以上に力を入れて注目してました。せっかくなので、何か残しておきたいと思い、いくつか記事をアップしようかと思います。

この大会が始まる前は、ドラフト候補は野手中心で、大阪桐蔭の根尾選手や藤原選手、報徳学園の小園選手などは注目されていたものの、投手は不作の年との前評判でした。朝のニッポン放送、飯田浩司さんのラジオで出演してた、流しのブルペンキャッチャーさんによれば、大会前から金足農業の吉田投手は注目投手として挙げられており、1回戦の鹿児島実業戦から注目してました。

大会が終わり、結果は想像以上で、バッターの手元で伸びがありホップし三振のとれるストレートは、阪神の藤川球児投手を彷彿とさせるもので、マウンドさばきから牽制やフィールディングなど、完成度の高さがプロを含め、関係者からの高い評価が揺るぎないものに至りました。無駄のない投球フォームやバッター相手に応じた判断、ギアチェンジなど、投球のうまさがあったからこそ、準決勝までは疲労を最小限に抑え想像以上のピッチングを続けられたのでしょう。決勝戦こそ打たれましたが、準決勝では、あの日大三校を9回1点に抑えましたし、評価が変わるものではないでしょう。

私は秋田県には全く縁がありませんが、地元秋田県出身のプロ野球選手では、落合博満さんは、大会後に「超一級品」と最大限の賛辞を送ってましたし、山田久志さんも然り。近江高校の選手が甲子園の砂を集めるときにマイクで拾った「あいつはプロ級。半端ない」、決勝戦に対戦した大阪桐蔭の西谷監督も「吉田投手が大会ナンバーワン」などなど。

金足農業の野球は、昭和の野球を思い出させるような、バントを大切にするスタイルで、準々決勝の近江戦の最後、2ランスクイズはテレビで生で見ていました。対戦相手の近江高校は、1回戦で母校の智弁和歌山を破ったチームなので、以降注目して見てましたが、4番の北村選手のバッティングを中心に、2回戦以降の勝ち上がりを見ても強いチームだと感じました。実際、準々決勝も9回の表までは2-1で近江がリードしてて、最後の最後にあのスクイズですから、2人目のランナーもホームベースに走ってきたのを見ても、一瞬、試合が決着したと思えませんでした。

テレビで見ていた試合では、この金足農業対近江戦(3-2)と、タイブレイク延長で逆転サヨナラ満塁ホームランの済美対星稜(13-11)が今大会でも屈指の好ゲームだったのは、間違いないでしょう。

吉田投手の多投問題が議論になってますが、私は選手の立場ではないですし、関係者の気持ちを十分にくみ取れる立場ではないですが、とりあえずは、準決勝と決勝の間にも休養日を設けるべきですね。大会期間がさらに1日延びると、遠征の費用問題などあるのも事実ですが、運営する大人がアスリートファーストを示す善後策が他になかなか浮かびません。今年は雨天順延がなかったですから、なおさら、休養日を1日設けたほうがいい決勝戦になったのではと思います。吉田投手ほどでないにせよ、大阪桐蔭の柿木投手も連投だったわけですし、ドラ1候補のプロの卵2人に連投させるのは、球界にとって損失に思います。

猛暑対策を含めて他に議論に上がる、球数制限やイニング制限、あるいはドーム開催、ナイター開催などは、甲子園という舞台には代わりはないことを前提にすると、選手の気持ちを考えると現実的でないように思われます。

智弁和歌山OBとして個人的には、ほぼ同世代のヒーロー高塚投手の存在が忘れられません。1996年春の甲子園の智弁和歌山は複数投手が事実上おらず、2年生エースの高塚投手が一人でストレートとカーブを武器に連投で決勝まで投げ抜き、決勝戦で打ち込まれて準優勝投手となり(アルプススタンドで応援してました)、その後肩を故障したのです。

高塚投手は高校卒業後、故障を抱えながら、近鉄バファローズに入団し、引退した現在では、ネット情報によれば、淡路島で寿司職人をされているようです。高塚投手以降の智弁和歌山が複数投手を擁するようになったのは、まさにその影響があるとされてます。ですので、エースの多投問題は、その後も済美高校だった安楽投手のケースなど、甲子園では時代を経てはまた出て来るのです。何とかアスリートファーストで解決できないものか、というのは一ファンですが、非常に気にはなっているところです。

決勝戦はテレビ中継では見られませんでしたが、金足農業の2番手投手、6回から交代した打川選手がいいピッチングをしたのは驚きでした(藤原選手から三振を奪ったりしたそうです)。これだけいいピッチングが出来たのだったら、対大阪桐蔭の戦術的には、データ班の分析の裏をかくという意味で、データのない内川選手を先発で、という考えも浮かびそうですが、あくまで結果論の話なので(結果的には、大阪桐蔭が吉田投手のデータ分析が奏功、カットでファールし球数を投げさせ、決定打に結びつけた)、チームの絆や信頼を無視した外野からの考えでもあると思います。むしろ、準決勝の始球式で投げた元PL学園の桑田投手からのアドバイスがよかったのかもしれませんが、決勝戦の途中で吉田投手が「投げられない」と訴える勇気があったことが大事に思えました。

一ファンとして、吉田投手がまずはゆっくり休養し、周囲の身体をケアするスタッフから最大限の支援を得てダメージをしっかりと取り除いてもらうことを祈るしかありません。またプロになって快刀乱麻のピッチングを見せてほしいと期待するばかりです。
nice!(2)  コメント(0) 

ピアノの森 NHKアニメ開始 [音楽]

マンガの単行本を買っていた「ベイビーステップ」がNHKアニメ化(現在シーズン2が終了)、この2018年3月までは私の好きな将棋アニメ「3月のライオン」シーズン2が終了しましたが、今度は「ピアノの森」NHKアニメ開始するというニュースが。「ピアノの森」は「モーニング」での連載が救済続きで、いつ終わるのか、ちゃんと完結するのか?と心配してましたが、見事なフィナーレで無事終了し、単行本の最終巻は本当に感動的でした。

さて、番組宣伝の特集をやってたのを録画で視聴したのですが、さすがNHK。必要な予算をしっかり投入しているようで、CGではハリウッドのノウハウをふんだんに活用して、ショパンコンクールの会場などは写真のリアルさや良さを取り込んでアニメ化しているとのこと。またピアノの演奏については、とりわけ指の動きについては、モーションキャプチャーを活用し、実際の演奏と比べても自然な指の動きを再現すべくアニメ化しているとのこと。

また、日本のピアニストだけでなく、パン・ウェイ(中国)やレフ・シマノフスキ(ポーランド)などそれぞれの国籍のピアニストの生演奏を採用。まだ放送が開始してませんが、すでに「いい日本のアニメを見せよう!」という心意気が感じられました。

スポーツ・文化に関わらず、テニス、将棋、ピアノと幼少教育に好影響のある分野に着目して、才能に光を当てるマンガが、NHKではアニメ化されやすいのでしょうかね。私好みでもあるので、ありがたいことです。4/8(月)深夜からスタートのようなので、毎週予約しました。楽しみです。
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

2018.4.4 選抜高校野球決勝 智弁和歌山対大阪桐蔭 [日記雑感]

春のセンバツ、智弁和歌山対大阪桐蔭の決勝戦が終わり、大阪桐蔭の春連覇で幕を下ろしました。

智弁和歌山2-5大阪桐蔭

【主なポイント】
1.4回の表裏、ノーアウト満塁の場面で両チームとも2得点。打撃戦を予想した展開とは異なり、中盤の6回までは、投手戦の均衡した展開。
2.7回‣8回の大阪桐蔭の追加点3点、根尾投手の完投。終盤の強さが目立った。
3.決勝戦はいい試合だった。両チームの健闘を称えたい。やはり大阪桐蔭は強かった。「打倒大阪桐蔭」を掲げて全国のライバル校が挑むプレッシャーの中で春連覇を達成はお見事。

前の試合で智弁和歌山のエース平田投手が180球投げ、先発では使えない状況。投手力の差により、大量点差の残念な試合展開になるのでは、と心配もしてましたが、今日の先発の池田投手は、前の試合で東海大相模に初回4失点の投球とは様変わりし、丁寧な投球で大阪桐蔭の強力打線を2点に抑え、中盤までは息詰まる均衡した、決勝戦にふさわしいゲームメイクをしました。

7回の大阪桐蔭のヒットエンドランの攻勢、根尾投手が最後まで投げ切るなど、終盤に大阪桐蔭の総合力が発揮された展開となりました。

大会前の組み合わせ抽選会で、智弁和歌山と大阪桐蔭は、両チームが決勝戦まで勝ち上がらない限り実現しない対戦でした。そんな中、準々決勝と準決勝でミラクルな逆転を見せて、決勝まで勝ち上がり、「打倒大阪桐蔭」の対戦の舞台が実現しただけでも素晴らしいことだと思います。

ところで、智弁和歌山高校野球部は、千鳥の漫才のネタ(旅館の女将、白平)になってたんですね。さっき動画を見て笑ってしまいました。ネタなので冷静に突っ込んでも意味ないですが、智弁和歌山高校野球部「80名」実際いないですよね。私の学生当時の記憶では、地元の和歌山県出身を中心に1学年10名程度の少数精鋭方針で30名程度のはずでは…。まあ、ネタに使ってもらえるほど有名になり、宣伝してもらえるのは、有名税でありがたいことなのでしょうかね。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

2018.4.3 選抜高校野球準決勝 智弁和歌山対東海大相模(神奈川) [日記雑感]

今のように東京に住んでいると、甲子園球場に高校野球観戦に行くことが簡単でなく、残念でならないところ。かつては西宮市に住んでたこともあるので、その頃が懐かしくもあります。

私の甲子園球場での生観戦は、ここまでさかのぼるか。
智弁和歌山対駒大苫小牧
2006年8月19日 夏の選手権準決勝。田中将大投手が活躍した試合。この年の前の準々決勝は帝京高校との打撃戦で有名(13-12)。

今日は平日で、テレビ観戦も昼休みの限られた時間のみ(6回から9回の辺り)で、今日の準決勝は、ネットニュースの後追いが中心でした。第2試合の三重高校と大阪桐蔭戦も延長12回のサヨナラ2-3で素晴らしい試合でした。

【主なポイント】
1.6回の智弁の3失策は「負けパターン」。東海大相模にも7回のフライ落球・8回の盗塁失敗あり。両チームともにミスがあり、試合の流れが2転3転の展開。
2.「10点取られたら11点取り返す」智弁の強力打線の執念により、4点差・5点差の2度の劣勢を逆転してしまう。
3.「目の前の試合に勝つために戦う」高嶋・門馬両監督の采配の差があった?東海大相模の続投。智弁4番打者への8回の代走起用。

高校野球の醍醐味を十二分に味わえる、壮絶な打撃戦となりました。智弁和歌山対東海大相模は18年前にはセンバツ決勝で対戦し、その試合は東海大相模の勝利・優勝。東海大相模は大会前から「東の横綱」の前評判通り、大阪桐蔭と並ぶ優勝候補の一角として、準決勝まで勝ち上がってきました。

今日の試合は、前試合に続き、延長戦での決着となりました。2桁得点・2桁失点が2試合連続というのは、どれだけの強力打線なのか、と信じられないほどです。現地で見られたファンはどれだけうらやましいことでしょうか。

明日の決勝戦は、智弁和歌山対大阪桐蔭戦。春と秋の近畿大会、夏の甲子園と智弁和歌山は大阪桐蔭に3敗しており、「打倒大阪桐蔭」にかける思いは、並々ならぬものと察するに余りあります。智弁和歌山の春センバツ優勝は、24年前。私が高校生でアルプススタンドで赤いメガホンを持って生で応援していた頃までさかのぼります。

高嶋監督は、今日の試合後のインタビューで「明日は投げるピッチャーがいない」と答えてたそうですが、エースの平田投手が今日180球投げたので、明日は(少なくとも先発では)投げさせられないとの意味でしょう。歴史を溯れば、かつてエース高塚投手を酷使した時代の過去の反省があるからだと推察されます。

智弁和歌山からすれば、ある程度の大量失点は覚悟のうえで決勝戦に臨むことになるかもしれません。総合力では大阪桐蔭が有利に思われますが、甲子園には魔物も潜んでいます。一発勝負ですから、やってみないとわかりません。とにかく打撃戦にもちこみ、打線に奮起を期待し、いずれのチームが勝つにせよ、好試合になることを祈ってやみません。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

2018.4.1 選抜高校野球準々決勝 智弁和歌山対創成館(長崎) [日記雑感]

私の母校、智弁和歌山高校の後輩が高校野球ですごい試合を見せてくれたので、久しぶりにいろいろ書き連ねてみます。テレビ観戦(応援)するのは、昨夏の夏季休暇中、大阪桐蔭戦(1-2)以来で久しぶりだったのですが、日曜日の第二試合ということもあり、延長10回サヨナラの劇的な試合内容もあり、最後までテレビにかじりついてました。創成館(長崎)11-10。最大5点差を逆転、打撃戦を制しました。

【主なポイント】
1.3番手で登場したエース平田投手の投打にわたる活躍が、終始劣勢だったチームを奮起
2.ボールの見極めで選んだ四球を起点に得点に結びつけた
3.最終盤の9回・延長10回での粘り・打線・攻撃力は全盛期の智弁和歌山を彷彿

長崎創成館は、5人の投手を擁し、昨秋の神宮大会では、大阪桐蔭にも勝ったことがあるチーム。今大会の前の試合では兄弟校の奈良智弁学園を破りました。継投により勝ち上がる試合運びを得意とし、今日の試合も4人の継投でした。

今日の試合は、智弁和歌山の強力打線を十分に楽しめる試合で、最終盤での逆転の試合展開を含めて、全盛期の智弁和歌山を彷彿とさせるもので、母校のひいきを差し引いても、高校野球ファンにはたまらない試合だったと思います。

ブラスバンドの応援も堪能しまして、私の高校時代からの定番「アフリカン・シンフォニー」(1回・7回)はじめ、2000年初演の「ジョックロック」は劇的な逆転に結びつくことが多く「魔曲」と呼ばれるようになってますが、この試合でも5点差から4点取って1点差にした5回のほか最終盤の得点圏にランナー登場時に「ジョックロック」が演奏されました。智弁和歌山の高校野球史上でも屈指の好ゲームであったと思います。

ちなみに、個人的には智弁和歌山のベストゲームは、1994年のセンバツ準々決勝、宇和島東(愛媛)戦。私の高校時代で当時はアルプススタンドで制服で応援。当時の智弁和歌山は、甲子園に出ては1回戦敗退が続き、高嶋監督も球場でよく「また負けに来たのか」とやじられたことが多かった頃のこと。後に済美高校で全国制覇した上甲監督が率いる優勝候補の一角、宇和島東に9回に入るまで0-4で敗戦濃厚の展開。スタンドでも半ばあきらめの状況から、9回表に5点を取る大逆転。延長10回6-5で勝利。終盤で逆転して勝利するチームの原点ともなった試合です。その後、PL学園・常総学院を破り、初の全国制覇を成し遂げました。

智弁和歌山高校は、近年も甲子園の出場こそ重ねているものの、甲子園では一昨年位までは低迷を続けており、4強入りは18年ぶりとのこと。昨年の夏の甲子園で大阪桐蔭と好試合をし、秋の近畿大会でも決勝で大阪桐蔭に負けるまでは勝ち上がるなど、今年のチームはある程度期待できると聞いてました。この春のセンバツは、「打倒大阪桐蔭」を掲げ、他の高校も目標にしてるように思われますが、智弁和歌山もその1校であることは間違いないでしょう。

夏の甲子園他での、大阪桐蔭(あるいは西谷監督)の存在が高嶋監督・智弁和歌山の選手の闘争心にも火を点けたのではないかと想像に難くないように思います。今回の組み合わせ抽選会では、大阪桐蔭が決勝まで当たらないゾーンに入ったことを受けて、高嶋監督が西谷監督に「口撃」したとかスポーツ新聞に出てましたか。次の準決勝の対戦相手、東海大相模はその18年前の2000年決勝での対戦相手(当時は敗れて準優勝)。今から楽しみで、いい試合を期待してます。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。