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2021.8.28 甲子園準決勝 智弁和歌山対近江戦 決勝は「智弁対決」 [日記雑感]

甲子園準決勝 智弁和歌山5-1近江

智弁和歌山の夏の甲子園に合わせたタイミングで、BSテレ東の「THE名門校」という番組で智弁和歌山が取り上げられ、観ました。番組司会の登坂アナウンサー、NHK初任地が和歌山放送局で新人時代に智弁和歌山の取材もされたことがあったとか。私の高校時代と比べると、理事長が変わったほか、図書館ができたり、小学校ができたり、始業前に10分間の読書の時間ができたり、野球だけでなく駅伝も強いとか、変化もありましたが、弁当持参だったり、野球の全校応援をはじめ変わってないな、と懐かしく思うことも多々ありました。駅伝の選手のインタビューで高校1年の編入で勉強が大変だったというインタビューもありましたが、私も編入コースで高校1年に中高一貫の高2まで2年分の英数を鍛えられたので、高1の編入時が一番、勉強していた時期と昔を思い出しました。

智弁和歌山の野球部は高嶋前監督(現名誉監督)時代から、少数精鋭で知られますが、当時は1学年10人が定員だったのが、番組情報では、現在の野球部は1年12人、2年13人、3年14人の39人とのこと。中谷監督になってから、投手の選手層を厚くするため、若干名の増員された模様です。伝統の強打に加え、投手力や守備力も鍛え、負けにくいチーム作りに変わってきているように感じました。この辺は、さすが捕手出身でプロ経験者の監督だな、と思います。継投や選手起用もうまく、スキのない試合運びがここまで行われてきました。

さて、立ち上がり1回表に低めの変化球を見極め、高めに甘く入ったボールを逃さず、先制点を2点取れたのが、序盤の智弁和歌山に試合の流れを引き寄せた感があります。近江高校の先発山田投手は気迫が伝わる、非常にいい投球でした。5回表の智弁和歌山の追加点の場面をゼロで抑えたあたり、試合の流れが近江に傾くのでは、とも感じました。智弁和歌山は和歌山大会で、ドラフト候補の小園投手を有する市立和歌山という壁を超えないと全国に進めないという目標があったのが、チームを強くしたようです。今日の山田投手攻略のヒントの一つにこれまでの小園投手対策があったようです。

智弁和歌山の中西投手が9回1失点の完投。特に6回の2点の追加点後は、尻上がりに調子を上げて、フォークを織り交ぜ三振を取れるピッチングに。最後まで近江打線につけ入る隙を与えず、決勝進出を決めました。智弁和歌山の決勝進出は、2002年以来19年ぶり。全国制覇となると、2000年以来21年ぶりとなります。

コロナ影響で、緊急事態宣言が発令以降は観客制限がさらに厳しくなり、吹奏楽部はスタンドには入れず、演奏は録音音源を利用する形でしたが、チャンステーマの「ジョックロック」を流すタイミングには細かな指示があり、球場スタッフがその指示に従い流されたようです。4回以降はランナー2人以上たまったタイミング、7回以降はランナー1人でも2塁に進めば、「ジョックロック」発動されたようです。また、智弁和歌山と智弁学園とでは、指示内容が違うようで、奈良の智弁学園は和歌山よりも「アフリカン」が多めに感じました。

さて、準決勝第2試合では、智弁学園(奈良)3-1京都国際 となり、決勝では初の「智弁対決」が実現しました。今日はBS朝日でテレビ観戦しましたが、第2試合のゲストに高嶋名誉監督が出演されており、決勝の「智弁対決」が決まった際には、喜んでらっしゃったのが、他人事でないように感じました。今大会は、高嶋名誉監督のお孫さんが智弁和歌山の選手として出場し、ホームランを打つなどの活躍もしており、厳しい表情をしていた現役の監督時代には見せなかった、いいおじいちゃんの姿も見せており、微笑ましかったりもします。

現役監督引退後の活動として、テレビ・新聞等のほか、高嶋名誉監督が出演される対談(明徳義塾の馬淵監督との対談がありました)・インタビュー動画をYouTubeから無料で観ることができたりするのは、有難い時代の変化で、ファンとしてはたまらないですね。智弁和歌山が最初に試合に勝った時には、校歌がなかったとか、有名な仁王立ちのポーズが春(腕組み)と夏(腰に手を当てる)とで違うとか、色々エピソードが出たりもして面白いですね。

智弁和歌山は、昨年の冬、イチローさんが臨時コーチとして3日間指導されたことがニュースにもなり、イチローさんから注目されていることが各選手の励みになっているとのこと(NHKスペシャルでも放送された「イチロー最後の戦い」では、イチロー引退前の神戸の自主トレで、智弁和歌山の応援団からスタンド生演奏の応援を行ったり、つながりが生まれた)。きっと明日の決勝はイチローさんも見てくれているでしょう。ただ、周りがいくら指導してもやはり頑張っているのは選手ですから、勝っても負けても、それぞれの選手の活躍をたたえたいですね。明日の決勝の結果は分かりませんが、互いに全力を出し尽くしたいい試合になることを期待したいですね。

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