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2019.8.17 夏の甲子園3回戦 智弁和歌山対星稜「令和の名勝負」 [日記雑感]

3回戦にはもったいない、「優勝候補」同士の屈指の好カード。「令和の名勝負」といえる凄い試合で、テレビで食い入るように最初から最後まで観戦しました。

智弁和歌山1―4星稜(石川)(延長14回タイブレーク)
【主なポイント】
1.大会ナンバーワン、奥川投手の「ゾーン」に入った集中力。
2.無失策だった智弁和歌山の鉄壁の守備、エース池田投手の好投。
3.今後も語り継がれる「令和の名勝負」

星稜の奥川恭伸投手は大会前からナンバーワン投手としての前評判は高かった。一方、智弁和歌山も2回戦の明徳義塾戦では、7回の1イニング3ホームランの記録的な集中打から逆転の7得点、評判にたがわぬ看板の強力打線を見せつけた。矛と盾とがぶつかる、好試合への期待から、週末の土曜日であることからも、甲子園球場は、早朝から満員宣言が出た模様です。

奥川投手は、1回から全力投球で智弁和歌山の強力打線につけ入る隙を与えない好投を続けました。最大154キロ、150キロを超える速球が何度も記録されるだけでなく、スライダー、フォークなど多彩な変化球とそのコントロール、マウンドさばき、投球術、度胸などのメンタル面、どれをとっても一級品でした。今日の絶好のピッチングをされれば、高校生はもちろん、プロ野球選手でも簡単には打てなかったのでは、と感じました。

また、ギアの入った田中将大投手を彷彿とさせる壮絶な集中力、「ゾーン」に入っていたとの周囲の談話も。165球、被安打はわずか3、1失点。23奪三振。打たれたクリーンヒットは、6回の西川選手が逆らわずに放った同点タイムリーくらいでは、それも失投ではなかった。横浜高校の松坂大輔投手が「平成の怪物」と呼ばれたように、奥川投手は「令和の怪物」と呼ぶにふさわしいピッチングでした。何をおいても、奥川投手のピッチングをたたえる試合でしょう。
智弁和歌山は、チャンステーマの「ジョックロック」も有名となり、強力打線のイメージがありますが、今年のチームは守りも投手陣もよかったです。2回戦の明徳義塾戦も6回までは無得点の劣勢でしたが、複数の投手陣と固い守備陣があってこそ、後半7回の集中打に結びついたわけで、本試合も奥川投手の好投で智弁和歌山打線が打てないだけなら、1点を争うしびれる展開にはならなかった。中谷新監督はキャッチャー出身ですが、高嶋前監督の伝統を受け継ぎつつ、守りも投手陣もしっかり鍛えて、日本一を狙えるチームに育ててきたように感じました。

とりわけ、タイブレークに入った延長13回の攻防が素晴らしく、ノーアウト1・2塁から、送りバントを試みる打者に対し、1塁手と3塁手とが猛チャージをかけるバントシフトをとり、3塁カバーに遊撃手が入り封殺。鉄壁の守備だった智弁和歌山はこの日無失策でした。また、6回からリリーフしたエース池田投手のピッチングもすばらしく、150キロ近くの速球と変化球のコントロールは、奥川投手と投げ合っても遜色ない投球でした。甘く入った失投は、最後に打たれた14回のサヨナラ本塁打くらい。打たれた直後は崩れ落ち、立ち上がれなかったものの、試合後のインタビューでは「こんな試合が出来て幸せだった」

石川県と和歌山県との対戦成績が和歌山の6勝で、「昭和の名勝負」として語り継がれる、延長18回の箕島対星稜の死闘をはじめ、石川県勢が対和歌山での勝利がない過去の対戦成績でした。今回の勝利は、石川県勢にとって悲願の勝利といえましょう。また、星稜は昨年の夏も対済美(愛媛)と延長タイブレークで戦い、その試合は劇的なサヨナラホームランで敗れたが、今回、1年越しに悲願を晴らしたともいえます。

智弁和歌山は、先日のテレビ朝日の「高校野球最強チーム」のファン投票企画では、大阪桐蔭・PL学園に次ぐ3位に選ばれましたが、その番組では対帝京戦が紹介されました。本試合は、ドラマ性・ストーリー性などから考えても、智弁和歌山史上、屈指の好ゲームであることは間違いないと思います。敗れはしましたが、タイブレーク制が導入された令和時代の高校野球を語る上でも、今後も語り継がれる名勝負となったことはまちがいないでしょう。悔しいのは当然でしょうが、試合中あるいは試合後の選手の表情が晴れやかだったのが、見ている側も爽やかな気持ちにさせてくれました。選手は胸を張って和歌山に帰ってほしいですね。

私はHNKでの観戦でしたが、BS朝日(関西なら地上波の朝日放送も)では高嶋前監督と山下前監督とのダブル解説だった模様。ただ中継では、ダブル解説の言葉も控えめで、高嶋前監督によれば「しゃべるの忘れるくらい、ええ試合」。また、智弁和歌山の黒川主将の弟が星稜野球部という縁もあり。箕島OBと星稜OBあるいは横浜とPL学園のように、智弁和歌山と星稜野球部において、大会後もストーリーや関係性が継続するかもしれません。

準々決勝が始まる前なので、夏の甲子園の今後についてはわかりませんが、星稜高校の奥川投手は、大会後もコンディションを回復し、プロでの活躍を期待せずにはいられません。

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