サンケイ将棋フェスティバル2014＠大手町サンケイプラザ

昨日は東京都心でも猛暑日、おそらく今日もそれ以上の暑さ。夏祭りのシーズンです。学校も夏休みに入ってることもあり、将棋まつりが各地で行われることも多いのですが、大手町のサンケイプラザで入場無料の将棋イベントがあったので、仕事帰りに見に寄ってきました。

会場は大手町のサンケイビル4階。会場の1階屋外は、ビアガーデンになってました。

写真は、東京駅から歩いて会場まで歩いてた途中の交差点より。


メインイベントは、森内俊之竜王と広瀬章人八段との「激突将棋ライブ」。勝浦門下のきょうだい弟子同士の公開対局ですね。先手の広瀬八段は現在NHK将棋講座の講師で、振り飛車穴熊の講座を行っております。今年A級に昇級、イベント登場も増えてるようです。お祭りでの公開対局だけあって、会場のファンの期待を裏切らない振り飛車穴熊の展開となりました。

イベントの注目とすれば、やはり「解説名人」との評判も高い、木村一基八段の解説でしょう。ただ、木村八段、タイトル戦の真っ最中。前日も王位戦で、羽生王位との対局があり、いちばん忙しい最中での合間をぬってのファンサービスのイベントへの登場です。解説の最中には、考慮時間の使い方をネタに前日の対局に触れた話もあり、サービス精神旺盛です。要所で室谷由紀女流も爆笑。ファンが多いのも、なるほどというところですね。

木村八段と室谷女流との解説の様子

すぐ横で対局してるので、符号や駒は声に出さず、駒を手で動かして大盤解説をします。夏らしく、室谷女流は浴衣姿。今年から関東移籍で貴重なイベント登場。生で見るのははじめてでしたが、さすが美人ですね。

終局後の対局者を交えた感想戦の様子

兄弟子の面目躍如、森内竜王らしい受けと寄せの指し回しがさえた一局でした。先手からの角道をさえぎる３三歩の一手は、木村八段の解説では激辛で「友達をなくす」と話していた手でしたが（いい手で相手が困ってしまう）、感想戦では森内竜王は「この手は評判が悪い」（笑）と拾って笑いを誘ってました。

平日の夕方にもかかわらず、子供から大人まで、まさに老若男女で、会場は盛況でにぎわいを見せてました。先日の美術館もそうですが、仕事帰りにこんなイベントに足を運べたのはとてもよかったです。