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オルセースペシャルナイト オルセー美術館展2014 [アート]

昨晩、オルセー美術館展を満喫しました。首都圏に住んでてよかったと思えた一日でした。

六本木 国立新美術館の入口
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前売限定での発売だった企画前売券「オルセースペシャルナイト」を購入。人数限定でゆったり展覧会を鑑賞でき、さらにトークイベント参加券とミニ図録もセットになった「オルセースペシャルナイト」。トークイベントには本展覧会の音声ガイドを担当するラジオパーソナリティーの秀島史香さんと、フリーキュレーターの林綾野さんが出演。

トークイベント会場
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私は会場で作品を鑑賞してミニ図録を受け取ったのち、19:30からの後半のトークイベントに参加しました。秀島さん、いい声されてますね。個人的には「ケータイ大喜利」の声のお題でも出演されたことがあるのが印象深いですが。トークイベントの中では、セザンヌ邸で母特製のスープを味わうルノワールの日記を紹介する、音読コーナーもありました。

トークイベントの前半は、オルセー美術館と今回の特別展のテーマ別の紹介を概観したのち、ポスター等にも採用されたマネの「笛を吹く少年」、若きモネの大作「草上の昼食」の2作品を解説。後半には、違った切り口からのアプローチで、作品の中に登場する「食」をテーマの話。アスパラガスの作品の話や、スープの話など。1時間近く、とても興味深いお話でした。「近代生活」「ファッション」など、さまざまなアプローチで作品を楽しむことができるのはないかと思います。

モネの「草上の昼食」は、マネの同名の作品に刺激を受けて創作された初期の大作。全長4mというのは実際に見てみると、かなりの大きさで、会場でも存在感が際立ってます。今回初来日だそうですが、よく日本まで輸送できたな、と思うほどです。個人的には、会場半ばにある、印象派の風景画が集まった大部屋がよかったでしょうか。導線から外れた休憩室には、「笛を吹く少年」が手にした(口にした)笛を実際に再現したものが展示されてますので、立ち寄ってみるとよいと思います(また、音声ガイドでは音が聴けるらしいです)。

一度の来場で展覧会の見どころをしっかり押さえられた、お得な本券は3,800円(1枚/税込)。

夜の国立新美術館より
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この日は、人数限定ということで、会場内は非常に空いてまして、時間帯によれば、名作を一人占めで鑑賞することも可能でした。都心の美術館でこれだけ落ち着いて作品と向き合えるというのはたしかにスペシャルな空間で、贅沢な時間を過ごすことができました。トークイベントでの現地情報によると、すでに今回の特別展は大好評で、先日の3連休には1日1万人も来場した日もあったそうで、会場は腕を横にも伸ばせないほどの人の山だったそうです。

オルセー美術館の理事長に「2014年の夏、オルセー美術館のすばらしさに驚嘆するには東京へ!」と言わしめるほど、素晴らしい作品が来日した、今回のオルセー美術館展は10/20日まで開催(巡回展はなく、東京展のみです)。

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