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フランス旅行 10/7 ムーラン・ルージュ ディナーショー [フランス旅行2013]

フランス旅行の自由行動日も残すところわずかとなりました。

ノートルダム大聖堂の観光後、ツアーは17:00すぎに現地解散。大方のメンバーはオペラ座方面へ戻るということで、私も含め地下鉄へ。私は、7号線のポンヌフ駅からピラミッドまで。先ほどもお世話になった、集合場所のマイバス社へ戻りました。

先ほどのセーヌ川クルーズでも利用しましたが、マイバス社は、日本人向けのオプショナルツアーを手掛けるJTBの関連会社らしい。同じ場所に戻ってくる前提でしたので、オランジュリーとルーヴルで買ったガイド本を手荷物を預かってもらってました。受付を行い、預かり物を回収。

HISの全体のツアーの添乗員さんがマイバス社までいらっしゃってまして、オプショナルツアーのお見送りまではして頂けました。夕方のこの時間は、セーヌ川のディナークルーズの方もいらっしゃるようです。

待ち合わせ場所の隣近くの席では、別のルートで同じディナーショーに参加される日本人の方々が同じように話をされてます。私よりももっと年配の方々ですが(年齢的には定年退職された方など)、やはりといいますか、凱旋門賞の話をされてます。どうやら、競馬新聞が企画しされた、本ちゃんの凱旋門賞観戦ツアーのオプショナルツアーでの参加の方々のようです。

この日はシャンティ競馬場に行かれたとか、北海道の話、あるいは一口馬主の話など、話の内容もガチな感じです。今回のツアーのお約束といいましょうか、「私もロンシャン競馬場に、凱旋門賞見にに行きました。残念でしたね」。もはやこの旅行中の時候の挨拶的な切り出しから入りまして、話のお仲間に加えて頂きました。

大阪の方からいらっしゃった老夫婦の方もいらっしゃいまして、「私も学生時代、箕面だったんですよ」みたいな話を奥さんとさせてもらったりして、思わぬつながりで出発前の待合から、競馬の話を中心に盛り上がりました。

ムーラン・ルージュまではバスで向かいます。モンマルトルの丘の麓、「赤い風車(=ムーラン・ルージュ)」。フランス革命のあった1789年から100年後、1889年創業の世界で一番有名なキャバレーです。足しげく通い、描いたポスターなどでも知られる、画家のトゥルーズ・ロートレックの手で不滅の名声を手にすることとなりました。プロポーション抜群の男女ダンサーたちが繰り広げる豪華絢爛な世界を楽しみます。フィナーレを飾るのが大迫力のフレンチ・カンカンです。

ムーラン・ルージュ入口
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会場の入口では、日本人同士で列を作り入っていきます。大きな荷物は2ユーロで預かってもらう必要があります。また日本語のガイドが10ユーロで売ってました。これをお土産に購入。ツアーでは、入場順に相席になることもあるようですが、事前の待合で意気投合した日本人同士が6名同じテーブルになるように配席してもらえました。

席に着いた感想は、「狭い!」間違いなく狭いです。通常の4人席に6人が座るのをイメージしてもらったらいいでしょう。そして前後もギューギュー詰め。日本のレストランだと考えられません。たぶん同じことをやると、許可が下りないでしょう。トイレに出るだけでも大変です。実際、前座と本番の幕間のときしか出られなかったんじゃないでしょうか。19:00頃からディナーショー、そして前座のステージ(歌でしたか)がスタート。

食事は、前菜、メイン・ディッシュ、デザートの3品。それにシャンパンがハーフボトルが付きます(一人当たり計算で、6人テーブルなので3本)。食事は、日本人の感覚で言えばまずまずといったところ。こちらのレストランは、スパイスなどの味付けが「ご自分でどうぞ」とコショウなどをポンと置かれるものですから、自分で振る味加減がよくわかりません。振りすぎて、しょっぱくなったりします。

追加のワインは別料金なのですが、白ワインのボトル(70ユーロ)、今回、一緒した相席の方から、ごちそうになりました。「(お金は)持ってるから、気にせんでええよ」とのこと。美味しかったです。メンバーが凱旋門賞つながり、ということで乾杯後にショーが始まるまで、食事をしながらの前座の時間も競馬の話が中心なんですね。しかも、ここからがびっくりしたのですが、なんとオルフェーヴルの一口馬主の方がいらっしゃったんです!それで、北海道の社台ファームの話や一口馬主の話などをされてたんですね。思わず、「オルフェが三冠達成の菊花賞のときは(ディープのときもそうでしたが)、京都競馬場まで見に行きました!」と熱くなってしまいました(まぁ、もうお酒入ってますしね)。

ちなみに、社台ファームのオルフェーヴルの場合は、一口馬主は40口だそうです。大半の馬は一勝もできずに引退することになりますから、馬主は儲けるというよりも、まぁ本当に夢を買うような話ですね。ただ、話によりますと、若い世代でも一口馬主は増えてきているようです。自分はちょっと一口馬主のほうは、実際のところ難しいのかな。大きなレースでちょこっと馬券を買うくらいで応援しながら楽しむくらいじゃないでしょうか。

メインのショーは21:00頃から。実際のショーですが、「Feerie」というレビュー(ショー)。フランス語で「妖精・魔法・おとぎの国・夢の世界」の意味だそうです。ミレニアム記念レビューで、歴代のレビューを集大成したものとのこと。要するに、むっちゃ楽しめるステージ、ということですね。

舞台ステージは結構前の方までせり出してます。これを見たので、観客の席が狭くなってるのも仕方ないのかな、と思えるようになりました。上半身はヌードのシーンも結構あります。もちろん写真撮影禁止です。とても目の保養になるのですが、健康的な色気なので、いやらしくありません。

途中では、様々なアトラクションがありました。頭上でバランスを取る、スリル満点のパートナーによるサーカス芸、腹話術のコメディなど。腹話術では、ランダムに選ばれた観客も参加します。東京から来た日本人も一人、ステージに上がって、場を盛り上げてました。演出も光をきらびやかに使い、見てる観客を飽きさせません。たしかに夢のようなひとときでした。

終演後、受付入口付近
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ガイドさんの話によれば、館内ではトイレ付近に飾ってる、ロートレックのポスター作品は写真撮影しても良かったらしいです(私は動くのが大変でトイレにも行かなかったのですが)。

22:30過ぎた頃に終演したでしょうか。外には人だかりと、次のステージを待つ行列がごった返してます。1日2ステージなんですね。この後、23:00過ぎからもステージがあるんですね。治安のよくないモンマルトルの深夜なので、同行者がいて一人ではなかったですが、ちょっと怖かったですね。ガイドさんの話によると、近くにはぼったくりバーとかもあるらしいし…。花束を手にもって差し出す、見るからに怪しい方もいたりで、ひったくりも結構いそうです。

終演後、送迎が来るまでの外の様子
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人がごちゃごちゃしてる雑踏、身の回りに気をつけないとですね。
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このツアーは、ホテル送迎付きだったので助かりました。23:00頃から、ミニバンで順にそれぞれのホテルを回って、私ともう二人が同じホテルで最後でしたが、日が変わる24:00頃でした。最後のパリの一夜を満喫しました。なお、ムーラン・ルージュは、マイバス社などのオプショナルツアーの他、日本語の公式サイトもあります。ご参考にしてください。

最後に帰国後のお話。ディナーショーのときに、私の住所と名前を書いて一口馬主の方に渡したのですが、応援の記念ということで、冗談かと思いきや律儀にも記念品を郵送で頂戴しました。2011年の有馬記念の4冠達成時、おそらくは馬主限定の記念ブックレットです。偶然の旅のご縁のお陰で、いい旅の記念になりました。どうもありがとうございました!

次回、最終日の帰国までを記事にして、フランス旅行はいったん一巡します。
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