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OEK妙高公演 ダニエル・ハーディング×シン・ヒョンス [音楽]

3連休の初日、ドライブも兼ねて隣の新潟県、妙高市に行ってきました。
あのハーディングがはじめてOEKを振るというので、行かないわけにはいきませんでした。

会場の妙高市文化ホール
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ヴァイオリン協奏曲と「運命」交響曲の、直球のベートーヴェン・プログラム。
前日の金曜日にホームの金沢定期公演と同じプログラムです。

プレ・コンサート(15:20~)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第6番より第1楽章

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管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
指揮:ダニエル・ハーディング ヴァイオリン:シン・ヒョンス

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
アンコール:パガニーニの変奏曲

~休憩~

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
アンコール:ベートーヴェン:「コリオラン」序曲

妙高市は新潟県の中では富山より。上越JCTからはそこそこ近く。とはいえ、富山市と新潟市とのおよそ中間点で、富山ICからで120~130kmくらいの距離でしょうか。

当日でしたが、地方公演のよさですね、ソリストからほど近くの前列(4列目)の席で「かぶりつき」の演奏を堪能しました。

シン・ヒョンスさんは、2008年のロン・ティボー国際音楽コンクールで優勝。オレンジのドレスが艶やかでしたが、演奏はそれにも増してよかったです。アンコールのパガニーニを間近で見ると、超絶技巧にうなってしまいました。

ダニエル・ハーディングさんは、日本との縁が深く、今年のサイトウ・キネン・オーケストラでも指揮者を務めます。NHKのドキュメンタリー「3月11日のマーラー」を先日偶然見ました。昨年の3月11日のあの日、ハーディングは新日本フィルへの客演のために東京に滞在していて、すべての交通機関がストップするなか100人ほど集まった聴衆を前に演奏会を決行した(マーラーの5番)のです。日本に対する思いは、ともすれば日本人以上に大きいかもしれません。

前列やや右側に座ってたんですが、オーケストラの配置をこれまであまり気にしなかったのですが、前から見上げる感じになるので、全体を見渡すと、後方のティンパニやフルート・クラリネットなどがあまり見えなかった。

ただ、今日の「運命」の配置は、ヴァイオリンが対向(両翼)配置になっており、右手の第2ヴァイオリンの後ろの「見える」(=聴こえやすい)場所にトロンボーンが控えてました。

光輝で壮麗なクライマックスの第4楽章で、トロンボーンが咆哮するんですが、座ってた位置がよかったこともあるのかもしれませんが、ライヴ演奏ならでは。非常に効果的でした。

素晴らしいコンサートでしたが、お客さんの入りは半分あったかどうか。出かける前に会場に空席状況を確認したときに「たくさん空いてますんで」とは言われたものの、こんな世界トップレベルの舞台芸術(そういう補助金が出てる事業らしい)が5千円で見られる(デフレの昨今ですが、価値としては破格でしょう)のですから、もったいない思いに駆られずにはいられませんでした。

以下余談。せっかく新潟県まで来たので、コンサートの前に、上越市のホテル「米本陣」の日帰り温泉「空中風呂」に浸かってきました。空が見渡せて、天空に浮いた気分になります。
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コメント 2

CORCOVADO

ダニエル・ハーディング指揮のOEKとはなかなか魅力的ですね。
ハーディングさんは新日フィルのファンの方から噂を聞いていますが、まだ実際に聴いた事がありません。
それにしても5千円とはなんと格安な!
やはり地方は集客が厳しいのでしょうか。

そして、妙高市は避暑に最適なくらい涼しいのでしょうね。
関西は連日湿気と暑さでたまりません。
暑さ凌ぎに行きたいくらいです(^^)

by CORCOVADO (2012-07-27 09:36) 

としゆき

返事遅くなりすみません。
OEKもホームのLFJなどはすごい人ですが、アウェイだと公演のPR活動もなかなか難しいんでしょうか。
妙高市も結構暑かったですよ。いま住んでる富山市もあんまり関西とも変わらない暑い日が多いですし。アルペンルートなど、涼みのスポットなら別なんでしょうが。
by としゆき (2012-08-19 09:56) 

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