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2010.11.10 リーデンローズ 村治佳織 秋山和慶 広島交響楽団 [音楽]

2010.11.10 リーデンローズ 村治佳織 秋山和慶 広島交響楽団

ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
アルハンブラの思い出(アンコール)


~休憩~
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ドヴォルザーク:スラブ舞曲第10番(第2集第2番、アンコール)

1階の中央が指定席(4,500円)。他が自由席(4,000円)。
ただ、音響的にはむしろ自由席の方が、とりわけ後半の交響曲はよく響いて楽しめたのではないでしょうか。奏者よりも下の位置は、首が疲れやすいのもさることながら、音が音響がいいリーデンローズですから、2階席・3階席の離れてたほうがかえって…ってのはあるかも。私の好みでは上からの席ですね。

さすが、広島銀行がスポンサーのコンサートだけあって、招待客もいらっしゃったかもしれませんが満員状態でした。クラシック音楽関係者にとっては、工業的には有難いことですね。まあ、プログラム的には無難ですが、「新世界」は好きなので、私とすればいっこうにかまわないのですが。どちらのアンコールもプログラムの組み方的には定番ですね。村治さんのソロがもう一曲聴けたのは嬉しかったですね。

ただ前方の指定席、私は右側でしたが、コンマスを斜め正面から見つつ、右前にはコントラバス奏者が控えるといった座り位置でした。一方では、上からだとよく見える、おそらく中央奥のティンパニ奏者が見えなかったりする。ただ、前だと譜面をめくる音も聞こえるんですよね。オーケストラの奏者を見る意味では、「砂かぶり」の魅力もありますね。

村治さん、真っ赤なドレスでの登場。結構近くの席でお姿を拝見しましたが、期待通りでした。ギターの協奏曲はなかなか生で聴く機会がないですが、バロック音楽くらいの編成ですね。後の「新世界」の大編成とのコントラストが面白いですね。個人的には、ギターとチェロとの音の掛け合いが音の相性的にもよかったです。

休憩。ロビーまでぷらぷらと出て行ってみる。CD販売の横あたり、手書きでアンコール「アルハンブラの『宮殿』」(!?)。珍表記にくすっと笑ってしまいました。まぁ、世界史の時間に宮殿があることは勉強してますが…。終演後は「スラブ舞曲第10番」に案内が変わってましたが、そちらはタイプされたもの、事前の予定通りってことでしょうか。手書きなので、村治さんがひょっとすれば予定外で(事前に主催者には告知せずに)演奏されたのを手書きで書いたってことかもしれませんね。

演奏の感想は、この秋の夜長の時期に聴いたコンサートだからでしょうか、前半の「アランフェス」も後半の「新世界」も叙情的な2楽章が印象に残りました。新世界では途中音が鳴らない一瞬の全休符が。「ため」が入ると、よりじんわりきますねぇ。

秋山さんは生でははじめてかもしれません。斉藤秀雄先生の指揮法を修めただけあって、見ててもクリアーで分かりやすい指揮ですね。広島交響楽団の音楽監督だけあって、オケのメンバーも安心して演奏してる感じがうかがえました。終楽章はパワー全開で、かなりよく響いてましたね。
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ヒロノミンV

 こんばんは。
 新世界より、は定番曲とは言え、秋山さんの指揮は魅力的ですね。僕が大フィルのコンサートに初めて行ったのが秋山さん指揮のシェラザードでした。それ以来のファンです。
 アンコールの珍表記といえば、ここのホールとは違いますが、「アベ・ベルム・コルプス」を「アベ・マリア」と間違っていたのを見たことがあります。
by ヒロノミンV (2010-11-17 21:32) 

としゆき

>ヒロノミンVさん
秋山さん、いい仕事されましたよ。また機会あれば、聴きたいですね。
協奏曲の客演で登場されるときには、アンコールされることが多いですが、村治さん目当てのファンにとってはありがたいかぎりですね。
by としゆき (2010-11-21 20:57) 

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