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ミンコフスキのモーツァルト [音楽]

交響曲第40番ト短調K.550
歌劇「イドメネオ」のためのバレエ音楽
交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
演奏:マルク・ミンコフスキ指揮 レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル(2005年録音、アルヒーフ、輸入盤)

緑のバックにオレンジの稲妻が走ったジャケット。モーツァルト・イヤーに発売された新譜で、来月国内盤も発売されます。ミンコフスキはこの演奏ではじめて知ったのですが、いささかオーバーな表現かもしれませんが、店で試聴して身体に衝撃が走りました。商品のポップに書かれた宣伝文句は確か、「これがモーツァルト演奏の現在進行形」だったかしら。まさに、そんな演奏です。

「ト短調交響曲」は、小林秀雄先生の「モオツァルト」(新潮文庫)の有名な表現を借りますと、「かなしさは疾走する。涙は追いつけない」感じが出てます。陰りのあるオリジナル楽器らしい演奏。

歌劇「イドメネオ」のためのバレエ音楽は、このCDではじめて知ったのですが、ドラマチックな音楽で、最晩年の二つの交響曲に挟まれても、全く遜色ない内容。CDの配列の意図もこの点にあるのではないでしょうか?相撲で言えば、がっぷり四つの取組みだと知ることもできました。

「ジュピター」第一楽章は、一転してゆっくりめのテンポでどっしりと進む感じ。この楽章だけを取ればこれまで聴いていたブリュッヘン(フィリップス)の演奏に近い感じだと思います。快速電車のようなテンポの終楽章は、要所でのティンパニの連打により、演奏を一層効果的にしております。


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katsura

よさそうなジュピターですね。
今度探してみます。
by katsura (2006-06-24 12:50) 

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