SSブログ

将棋の楽しみ ニコ生、天下一、将棋ウォーズ [日記雑感]

将棋観戦を楽しむ機会が増えてます。

従来は、新聞の将棋欄のページや日曜の朝のNHK将棋トーナメントなどが中心だったんでしょうが、オンライン時代に楽しむ方法としての媒体・チャネルが広がってきてます。

将棋「王座戦」の羽生二冠(当時)対渡辺王座の5番勝負の対局が非常に盛り上がりを見せました。挑戦者の羽生さんが渡辺王座(竜王)を3勝1敗で破り、タイトルを奪還したのですが、第2局では最終盤面で仕事をしてなかった駒がほとんどなく、動いてなかった駒が4隅の香車だけという大熱戦でした。

王座戦の対局の様子は「ニコニコ生放送」(ニコ生)で中継してまして、今や現地や将棋会館などの大盤解説会に行かなくても、ニコ生以外でも、中継ブログや2ちゃんねるのBBSなどを見れば、当日の戦況がわかるんですね。とりわけ、このニコ生を視聴する、という新しい将棋観戦のスタイルが非常に面白いのですね。

最大の盛り上がりは、第4局でした。現地のプロでも形勢が最後まで分からないまま、最終盤で渡辺王座が勝つのでは?という局面で、羽生さんの△6六銀という、銀のただ捨てによる、詰めろ逃れの詰めろ(「敵の打ちたいところへ打て」で最後に▲6六桂の詰み筋を消すもの)の「羽生マジック」がさく裂したシーン。これで千日手が成立(午後10時過ぎ)し、その後すぐ行われた指し直し局を羽生さんが勝ったのです。


ニコ生はテレビとは違う融通の利いた対応をしてもらえることが多々あり、指し直し局も最後まで中継という英断を下していただき、浦野八段は大変な残業の解説をしていただけました(指し直し局の終局が深夜2時過ぎ、当然、主催者日経新聞の朝刊には結果は間に合わず)。CMコーナーのおかげで、浦野先生の詰将棋本がアマゾンなどで大変売れたらしいですが、視聴者としても大変ありがたかったです。

先日の竜王戦第2局2日目(渡辺竜王対丸山九段)では、なんと羽生三冠がニコ生の解説に登場され、竜王戦の対局は午後2時台には終了してしまったのですが、私は残念ながら仕事中で見れなかったんですが(NHK BSの藤井九段・元竜王の解説を見ました)、なんと羽生さんが王座戦第4局の自戦解説をされたそうで、ニコ生は非常に盛り上がったそうです。

ともあれ、将棋観戦もいろいろと楽しみ方が広がっているということです。

さて、実際に将棋を指すほうでは、オンライン対局では、アーケード(ゲームセンター)のコナミ「天下一将棋会」はやってます。タッチパネルの簡単な操作で、全国のプレーヤーとオンライン対局ができるゲームです。囲いや戦法のエフェクトが派手なのがコナミらしく、また「棋神瞑想」というヒント機能もあります。私は楽しむくらいの棋力レベルなんですが、ゲーム内の級では、B2とC1を往復するくらい、勝率4割ちょっとの極位(八段で3連勝すれば上がれる、その上に天位がある)でぼちぼち楽しんでます。

そして、最近知ったのですが(モーニングの「ひらけ駒」に出てたんで)、この「天下一」をほぼそのままスマホアプリにしたのがありまして、それが「将棋ウォーズ」というアプリ。スマホ画面なので、小さくタッチミスがでやすいのですが、無料アプリで同じように全国でオンライン対局ができてしまうのです。10分切れ負けという時間制限は厳しいのですが、今日はじめて3局やったのですが(一日3局までは完全無料)サクサク進んで楽しめる、ゲームとしての魅力満載です。

「天下一」「将棋ウォーズ」ともに日本将棋連盟公認とのこと。今年は将棋の「名人400年」記念の年ということで、将棋漫画も人気があったりと、将棋の普及には追い風の年になっているかもしれません。
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 2

じゅんじゅん

おー、そんな無料アプリがあったんですね。
お手軽にオンライン対戦できて楽しめそうですね(^^)
スマートフォンおそるべしっ!
by じゅんじゅん (2012-11-09 23:36) 

としゆき

「将棋ウォーズ」は、深夜に1000人以上入場者数がいることがしょっちゅう。スマホおそるべし。お手軽でして、「他にやることあるんちゃうんか?」と突っ込みたくなるほどの人気アプリです。
相手の残り時間がわずかなときに、詰まなくても王手を連発して「10分切れ勝ち」って勝ちもあったりします…。
by としゆき (2012-11-17 14:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。