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ボストン美術館展@森アーツセンター→京都市美術館 [アート]

先日の東京美術館めぐりで「ボストン美術館展」に行ってきましたが、明日の7/6日からは京都市美術館で巡回展が開催されます。

朝日新聞社の公式
http://www.asahi.com/boston/

森アーツセンターギャラリーのアーカイブより
http://www.roppongihills.com/art/events/2009/12/macg_boston.html

さすが、ボストン美術館はアメリカを代表する美術館の一つ、名画80点の競演だけあります。日経新聞社が主催の「オルセー美術館展2010」とも引けをとらないラインナップではないでしょうか。六本木ヒルズの森アーツセンターは、私が行ったときで入場するのに10分程度待ち時間がありましたし、館内もすごい人でした。

京都にも巡回するこの展覧会であれば、京都展の落ち着いた時間帯(会期のはじめ、開館後の午前中など)を狙えば、じっくり腰をすえて名画を楽しめるんではないでしょうか。

ジャンル別の展示になってるのが、鑑賞する側からしても面白いところ。最初の肖像画では、パブロ・ピカソの肖像画(!?)と他のすぐに肖像画と分かる絵とが隣り合って並んでいるのが興味深いですね。

出展作品数的には、モネの作品が多数来ているのが、モネのファンにとっては見逃せないところ。ルーアン大聖堂に積みわら、睡蓮の池など。モネだけをとれば、「オルセー美術館展2010」よりも見ごたえがありますね。

「オルセー展」と比べて、「締まってるな」と感じさせられるのは、レンブラントの肖像画など印象派以前のしっかりした技法の作品が合わせて出展されていることですね。落ち着いて絵を愉しむうえでは、すばらしいラインナップです。このボストン展はなかなか懐の深さも感じさせられ、大変に魅力を放ってますね。

また、ゴッホ晩年の作品「オーヴェールの家々」(1890年)も出展されてます。

ミレーの「馬鈴薯植え」がお気に入りの作品。今回の図録は、表紙の絵柄がいくつかから選べたのですが、私はこの「馬鈴薯植え」が表紙になったのを買いました。有名な美術館の名前が冠せられても、「!?」って思ってしまうような特別展もたまにあるように思いますが、今回のボストン展は、図録でも買っておきたい特別展ですね。
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