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最近読んだ本より 2010年2月(続) [読書]

今月は読書の紹介、2つ目の記事です。

3.「日本辺境論」(内田樹著、新潮新書)

日本辺境論 (新潮新書)

日本辺境論 (新潮新書)

  • 作者: 内田 樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 新書


4.「コワ~い不動産の話」(宝島編集部編 宝島SUGOI文庫)

コワ~い不動産の話 (宝島SUGOI文庫 A た 5-1)

コワ~い不動産の話 (宝島SUGOI文庫 A た 5-1)

  • 作者: 宝島社編集部
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/02/05
  • メディア: 文庫


5.「ベイビーステップ⑪」(勝木光著 講談社 少年マガジン)

ベイビーステップ(11) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(11) (講談社コミックス)

  • 作者: 勝木 光
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/02/17
  • メディア: コミック


3.かなり売れてるみたいですので、立ち読みで済ませず買ってみました。口語体なので読みやすい。学生時代に読んでた新書、この本でも引用されているもの(梅棹忠夫の『文明の生態史観』、川島武宜の『日本人の法意識』、ベネディクトの『菊と刀』など)のほうが、言葉遣いなども含めて読みづらかったですが、個人的にはそれぞれに新鮮だったので、個人的には発見があったように思います。

が、それによってこの本を読む価値が低くなるとは思えませんし、改めて日本人とは何かを確認するにはいい本ではないかと思います。さらに興味が出てくれば、それぞれの引用元(上記3作など)をあたって掘り下げてみるとなおいいかもしれませんね。

内田樹(たつる)先生は、アナロジー(類推)がうまいなあ、と思いました。現代社会ではどうしても、専門化が進み過ぎて、デジタルな細かな分析のアプローチが多い中、大きくアナロジーを活用し、先人の知識をうまくつなぎ、現代の文脈で大きく語るというのは稀有な存在でしょうし、どっちつかずな典型的な日本人は「日本人論」が好きでしょうから、これだけ読まれているのではないか…。

個人的には、4章の日本語とマンガのところがいちばん面白かったですかね。

4.この本は結構すごい、さすが宝島社(アウトロー的なのに強い、って意味で)ですね。新聞や住宅情報誌などではなかなか伝わらない、不動産のリスクについて赤裸々に書かれてます。

不動産というのは、さまざまな資産(例えば、株式や自動車など)と比べても、情報の偏在化が依然根強い。言い換えれば、売主と買主とで情報の質量ともに大きな差がある。
新聞や住宅情報誌では、不動産業者自体が大口スポンサー・広告主なので、売主の不動産業者にあまりに不利な情報が伝わってこない(例えば、タワーマンションでの早産・死産の経験についてのデータなど)。

480円ですから、不動産に興味関心があれば、一読の価値ありではないでしょうか。賃貸暮らしの私も不動産は勉強不足なので、将来の大きな買い物をする際には、かなりの勉強が必要だということを思い知らされました。

5.「リアルテニス」マンガの最新刊です。この歳にもなりながら、毎週わくわくしながら、週間少年マガジンの連載を楽しみにしてます(まだまだ心は少年!?)。エーちゃんは、過酷な肉体改造、フロリダへのテニス留学を経て、高速サーブのトレーニングを加えて、全日本ジュニアに挑んでます。

単行本には、4コママンガがついてますが、これもまた面白いですね。あと、巻頭言での「ダブルスは出てきませんが、ダブルスの妄想は楽しい」が気になりますね。例えば、エーちゃん&なっちゃんvs.日本一の難波江くん&清水さんのミックスダブルスって、特別の番外編でやってくれないかなぁ、期待しちゃうんですけど…。

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