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映画「ハッピーフライト」 [映画ドラマ]

ANA全面協力といえば、ドラマ「GOOD LUCK!!」が思い浮かびます。私はDVDボックスを持って見直すほど好きなドラマでして、FLIGHT#6(第6話)は成田行きが新千歳へダイバートする展開の話で、パイロットの操縦シーンに時間が割かれている、お気に入りの話の一つです。わずかな雲の谷間を突いて着陸を試みるシーンは緊迫感が溢れ、見ごたえがあり、何度も見入ってしまいます。

それはさておき、先週11月15日公開の映画「ハッピーフライト」もANA全面協力でして、同社のロゴ、衣装が至るところに登場。まずもって私のような飛行機ファン、ANAファン(あるいは株主も)は必見の映画ではなかろうかと思います。

花形のパイロットやCAにはじまって、「GOOD LUCK!!」で脚光を浴びた整備士も出て来ますが、普段は目にすることのできない、管制官やオペレーションコントロールセンターなど、あるいはバードパトロールのおじさん、すなわち、飛行機が鳥と衝突する事故、バードストライクを防ぐ為に空砲を撃つおじさんまでが出てきます。まさに空に携わるさまざまな人々が登場します。

矢口史靖監督の航空業界への愛が感じられる作品ではないかと思います。ドラマチックさはそれほどないかもしれませんが、働く人々へ敬意を表して、じわ~っと湧き出る感じの愛でしょうか。抑え目の淡々とした演出がかえって私には好感が持てました。とりわけ、オペレーションコントロールセンターは入念に調べられてるようでして、終盤では台風の動きと風向きの読み、飛行機の取るべき進路などが、時間との戦いの中で緊迫した着陸シーンを演出しております。

主演は田辺誠一さん(副操縦士、機長昇進試験中)、時任三郎さん(厳格なキャプテン)、綾瀬はるかさん(国際線デビューの新人CA)。正副操縦士が同じメニューの食事をとってはいけない(同時に食中毒にならない為)、機内食のビーフとフィッシュを均等に捌くような話法のコツ、あるいは、オーバーブッキングしたときのグランドスタッフの対処法など、航空トリビアも満載ですから、そういうのが楽しめる方なら、一見の価値あり!です。

個人的には、綾瀬はるかさんが実家の両親を前に広島弁をしゃべるシーンがよかったかな。
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としゆき

>DSilberlingさん、せつなさん
はじめまして。nice!ありがとうございます。
by としゆき (2008-11-24 14:53) 

daland

daland です。
映画館の苦手な私ですが、この映画はぜひ見たいです。
今が旬の綾瀬はるかさん。いいですね。
それに主役は飛行機。全日空が一機貸しちゃったんですよね。
飛行機はジャンボですよね ?
もうすぐ退役のジャンボにとって記念の映画ぢゃないでしょうか。
by daland (2008-11-27 13:15) 

としゆき

>dalandさん
全日空の山元社長も、株主向けの「ANA VISION」(四半期報告)の「ごあいさつ」でこの映画を取り上げてまして、「本物にこだわった航空映画にご期待ください。」と、述べられております。飛行機はB747(ジャンボ機)で、「ハッピーフライト号」と命名されてるとか。
そういうわけで、「いい映画じゃけ、見に行ってみんさい」

by としゆき (2008-11-27 22:14) 

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